四季をペンにのせて
朱椿粋は、花の咲く季節に合わせて木を選び、その時季だからこそ出会える一本をお届けしています。
樹脂で季節を映した「季」シリーズ、蒔絵で花を描いた作品もまた、それぞれの季節に寄り添いながら生まれています。
木へのこだわり

朱椿粋では、木をただ素材としてではなく、時を重ねてきた命のひとつとして大切に向き合っております。
季節にこだわったペンに用いる木の多くは、伐採や剪定のご縁をいただいたものを、専門の職人が関わりながら、一年以上自然乾燥させたうえで、木が持つ本来の美しさを引き出し制作しております。
木が育ってきた歳月、その土地の空気、そして自然が刻んだ表情。
それらをできる限りそのまま受けとめ、皆さんにお届けすることが、私たちの木へのこだわりです。
季節ごとに制作したペン達

2026年1月から4月上旬に制作したペンです。
素心蝋梅、栴檀、白木蓮、馬酔木、姫榊、越野彼岸桜、染井吉野、山桜
花や実の写真は、私たち自身で季節の表情を求めて自ら撮影に出かけ、その風景を日々XやInstagramでお届けしております。
お客様からご紹介いただく「花とペンの写真」は、私たちにとっても季節の美しさをともに味わえる、嬉しいひとときとなっております。

4月中旬から5月上旬に制作したペンです。
平戸躑躅、花水木、花蘇芳、石楠花、ハンカチの木、皐月、藪椿、藤
ハンカチの木を使ったペンは、十年越しの夢が叶い、今年初めて制作することができました。
花の咲く季節に心を寄せ、その時季にふさわしい木を選び、いつでも並ぶものではなく、花咲く頃に合わせてお届けしております。
レジンペン「季(とき)」シリーズ

木だけでなく、一月から十二月までの季節をレジンに映した「季」シリーズも、その季節にのみご紹介しております。
職人が一本一本、レジンを制作するところから、このペンづくりは始まります。
写真は、木軸の紅梅とレジンペンの「小梅」

2025年から始まった制作も、2026年4月をもって、一年を巡る四季のペンがひととおり揃いました。
そして5月からは、このラインナップをもとに、毎月季節に寄り添いながら制作を重ねてまいります。
一度その時を過ぎれば、また次のめぐりを待つこととなります。
1月・冬乃華(ふゆのはな)雪の庭に咲く寒牡丹
2月・小梅(こうめ)紅梅の花
3月・菫(すみれ)菫の花
4月・花宴(はなうたげ)楽しい宴に包まれた過ぎた葉桜
5月・玉苗(たまなえ)田植え
6月・紫陽花(あじさい)紫陽花の花
7月・笹飾(ささかざり)七夕
8月・向日葵(ひまわり)向日葵の花
9月・一房(ひとふさ)ぶどうの実
10月・撓(たわわ)栗の実
11月・柿麿(かきまろ)柿の実
12月・雪轍(ゆきわだち)雪道の足跡
伝統技法で季節を描く

「朧月夜之山桜(おぼろつきよのやまざくら)」
日本伝統の蒔絵技法を用い、桜が咲く季節の美しさと、こだわって選んだ山桜という木そのものの魅力を込めて、山桜の花を描き、4月に出品いたしました。
彩(いろどり)シリーズのペンに、高蒔絵の技法を用いて、6月の花札をモチーフとした牡丹に蝶を描いております。
5月末に開催する店舗4周年イベントにて出品予定の作品です。
この二種類のペンは、金沢で活動されているお二人の職人さんが、それぞれ心を込めて描いてくださいました。
ペンを通して四季を感じ、また来年のその季節を楽しみにしていただけるような、そんな豊かな時間をお届けできましたら幸いです。
日本の美で心を惹きつけ
書き心地で忘れられなくなる
筆記具との出会いに、晴れの美を

